【地震と住まいについて考える⑥】「耐震」「制震」「免震」どれを選べば良いの?
こんにちは(^-^)
企画部のMISOでございます。
前回は「木造住宅を強化する!」という議題で
通常に作られている住まいに
「接合金物」や「地震に対するシステム」を入れることで
地震に対する強度をあげることが出来るという話でしたね(^0^)
今回はそのシステム・・・
「耐震工法(システム)」「制震工法(システム)」「免震工法(システム)」に
ついて、それぞれのメリット・デメリットを交えて考えて行きたいと思います!
***************************************
○耐震工法
ひたすら、建物を頑丈な造りにすることにより、地震によって壊れないようにする工法。
デメリットとして、頑丈に作る(骨組み(構造体)を硬くするという)ことは、
地震エネルギーがそのまま家屋に伝わるので、
免震、制震に比べ地震時に壁や家具等が損傷しやすく、人も地震のときの恐怖感を感じます。
コスト的には3つの工法の中で一番安いです。
↑柱や梁を金物で固定して頑丈に作る「耐震工法」
***************************************
○制震工法
壁の中に制震装置を取り付け、建物が揺れるときの振動エネルギーを
熱エネルギーに変換して吸収することにより、 建物の損傷を防ぐ工法です。
大地震のとき、建物の損傷は少なく、揺れも制震装置が吸収するので
人が感じる恐怖感は少ないようです。
↑壁に制震装置を取り付け、揺れを吸収する「制震工法」
***************************************
○免震工法
建物を地面と切り離して(基礎と土台の間に免震装置を取り付け)、
地盤の揺れを建物に伝えにくくして、建物の損傷を防ぐ工法です。
3つの工法の中でもっとも、大地震のときの建物損傷、揺れ(恐怖感)を感じない工法です。
デメリットとしては、地盤に対して建物が動くように考えられているので、建物の周りにある程度の
広さが無いと使えないことと、コストがもっとも掛かるということです。
↑もっとも建物損傷、恐怖感がない「免震工法」。
ただしコストと建物の周りにスペースが必要となります。
***************************************
・・・というように、当然のことながら、3つの工法にそれぞれメリット・デメリットがありました。
多分、コレをお読みになっている方が気になる部分というのが
「大地震の時の建物損傷」「大地震の時の恐怖感」「コスト(価格)」でしょう。
上記を文章で纏めてしまったので、分かりづらいかも知れませんが
3つの工法を純粋に比較だけすると・・・
○耐震工法
・「大地震の時の建物損傷」 △大
・「大地震の時の恐怖感」 ×有
・「コスト(価格)」 3工法でもっとも安価
○制震工法
・「大地震の時の建物損傷」 ○小
・「大地震の時の恐怖感」 ○少
・「コスト(価格)」 3工法で中堅の価格
○免震工法
・「大地震の時の建物損傷」 ◎無
・「大地震の時の恐怖感」 ◎無
・「コスト(価格)」 3工法でもっとも高価
簡潔に書くとこのようになります。
ちなみにコストが結構アバウトに書いてしまっていますが、
具体的な数字は住まいによって変わってきてしまうでしょうから控えさせて頂きました(^^;
さて、今回のテーマである「どの工法を選べば良いか?」ですが・・・
当然、人によって「モノ」を選ぶ基準というのは違うでしょう。
私個人の意見を言わせて頂くと、「コスト(価格)」と「建物損傷・恐怖感」のバランスが
どこなら大丈夫かという基準で、選びたいですね。
それを考えた上で、私としては「制震工法」が一番気になりましたが。
今回もまたまた長くなってしまいましたね・・・(^^;
読んで頂けた方ありがとう御座いました。
次回は少し読み物的な話から外れて、
弊社でおこなっているアンケートで地震について尋ねる項目があるので、
そちらの結果を交えて、どんな風に一般の方々が
地震について考えていらっしゃるかを検証できればと思います(^-^)
バックナンバー ***********************************************
1.【地震と住まいについて考える①】あなたの住んでいる場所は大丈夫!?
2.【地震と住まいについて考える②】建物の骨組み・構造の特徴について
3.【地震と住まいについて考える③】地震に強い工法はコレ!
4.【地震と住まいについて考える④】なぜ在来工法で多く建てられているのか?
5.【地震と住まいについて考える⑤】木造住宅を強化する!